福祉用具専門相談員の資格取得にかかる費用|受講料の見方と安くするコツ

福祉用具専門相談員の資格取得にかかる費用と受講料の見方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が厚生労働省や都道府県などの公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。指定講習の内容や日程、受講料、介護保険の制度は都道府県や講習事業者、時期によって変わることがあるため、最新の情報はお住まいの都道府県や講習を行う事業者、厚生労働省の公式サイトで確認してください。

福祉用具専門相談員の資格を取りたいけれど、費用がどれくらいかかるのか分からず、なかなか申し込めないという方も多いですよね。

結論から言うと、福祉用具専門相談員の資格費用は、講習事業者が決める受講料が中心で、国が決めた金額はありません。

だからこそ、金額だけでなく「受講料に何が含まれているか」を見て比べるのが大事です。この記事では、その見方と負担を抑える方法を紹介します。

目次

福祉用具専門相談員の資格費用は誰が決めている?

先に結論

指定講習の受講料には、国が決めた金額がありません。講習事業者が運営規程で受講料(補講などを含む)を決めて公開することになっているので、比べる時はその中身を見ます。

『どこで受けても同じ金額なんじゃないの?』と思っている方もいるかもしれません。

実は、受講料は講習事業者ごとに違うんです。講習の時間数(現行は53時間+修了評価1時間程度)は国が決めていますが、お金のことは事業者に任されています。

国の通知では、講習事業者が運営規程に書いて公開する項目が決められています。

運営規程に書かれる項目費用を比べる時に見るところ
講習期間通う日数や期間が、仕事と両立できるか
講習課程通学とオンラインの組み合わせ
修了評価の実施方法修了評価を受け直す時の扱い
欠席した場合の取扱い振替や補講に追加の費用がかかるか
受講料(補講等を含む)等の費用受講料に含まれるもの、含まれないもの

つまり、申し込む前に運営規程や募集要項を読めば、費用の中身はかなり見えてきます。講習の仕組み全体は福祉用具専門相談員の資格でまとめています。

そもそも講習の費用がかからない人もいる

保健師・看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・義肢装具士のどれかを持っている人は、講習を受けなくても要件を満たします。

この場合、指定講習の受講料はかかりません。費用を調べ始める前に、自分が講習の要る側かどうかを確かめておきましょう。

受講料に何が含まれているかの見方

金額より中身で比べる

受講料の数字だけを並べると、テキスト代や補講の費用が別になっている講習が安く見えることがあります。何が含まれているかをそろえてから比べましょう。

ここが大事なところです。受講料が安い講習を探す時ほど、中身の確認を飛ばしがちですよね。

例えば、受講料にテキスト代が含まれている講習と、テキストを別に買う講習では、表に出ている数字が同じでも支払う総額は変わります。

確かめる項目含まれている時別になっている時
テキスト・教材申し込み後に届く自分で指定のテキストを買う
修了評価受講料の中で受けられる受け直しに費用がかかることがある
補講・振替欠席しても追加なしで受けられる1回ごとに費用がかかることがある
修了証明書修了時に交付される再発行に費用がかかることがある
入学金・事務手数料受講料にまとめて表示別に表示されている

テキストの選び方や講習前後の使い方は、福祉用具専門相談員のテキストと教材で詳しく紹介しています。

申し込む前に募集要項で確かめること
  • 受講料にテキスト代が含まれているかを見る
  • 修了評価で到達しなかった時の補講に費用がかかるかを見る
  • 欠席した時の振替に費用がかかるかを見る
  • 入学金や事務手数料が別にあるかを見る
  • 申し込み後にキャンセルした時の扱いを見る
福祉用具専門相談員の受講料を比べる時に、テキスト・修了評価・補講・修了証明書・事務手数料が含まれるかを確かめるチェック表の図解

安さだけで選ぶと困りやすい場面

受講料が安く見える講習を選んだのに、あとから困るのはこんな場面です。

例えば、平日は介護施設で働いている人が、平日の連続した日程の講習を選んでしまうと、休みを取るたびに収入が変わります。結果として、土日に受けられる講習の方が負担が軽かった、ということもあります。

また、演習の日だけ遠くの会場に通う講習なら、交通費が積み重なります。

こんな人は受講料の次に見たいところ
働きながら受ける人土日や夜の日程があるか、欠席した時の振替
会場が遠い人オンラインで受けられる時間がどれくらいあるか
勉強に不安がある人修了評価の補講に費用がかかるか
早く修了したい人修了までの期間と、欠席した時の取り戻し方

講習事業者の選び方は福祉用具専門相談員の講習スクールの選び方でも、比べる観点をまとめています。

受講料以外にかかる費用も見ておこう

総額は受講料+自分の準備で決まる

講習を受けるためにかかるお金は、受講料だけではありません。通学なら交通費、オンラインなら通信環境、仕事を休むなら収入の変化も含めて考えておきましょう。

『受講料さえ払えば終わり』と思っていると、あとから出費が重なって驚くこともあります。

通学の日がある講習なら、会場までの交通費や昼食代がかかります。オンラインの講習なら、パソコンやカメラ、安定した通信環境が必要です。

受講の形受講料以外にかかりやすいもの
通学中心交通費、昼食代、遠方なら宿泊費
オンライン中心パソコン・カメラ・マイク、通信環境
通学とオンラインの組み合わせ両方の準備
平日に受ける仕事を休む日の収入の変化

オンラインで受けられる講習もあり、通学の交通費を抑えたい人には選択肢になります。形式の違いは福祉用具専門相談員の講習はオンラインで受けられる?で比べています。

オンラインの形式は事業者ごとに違う

決まった時間にカメラをつないで受ける形か、演習の日だけ通学する形かは、講習事業者によって違います。申し込む前に形式を確かめておきましょう。

福祉用具専門相談員の費用を安くする方法

負担を抑える道は3つ

受講料の負担を抑えたい時は、勤め先の支援、入社後に講習を受けられる職場、公的な制度の3つを順番に確かめてみてください。

『少しでも安く取りたい』というのは、誰でも思うことですよね。

実は、受講料そのものを比べるより、誰が払うかを変える方が負担が大きく変わることもあるんです。

負担を抑えるために確かめる順番
  1. 今の勤め先に、資格取得の支援制度があるかを聞く
  2. 転職を考えているなら、「資格は入社後に取得可」の求人で受講料の扱いを確かめる
  3. ハローワークで、使える公的な制度があるかを相談する
  4. お住まいの都道府県や市区町村に、介護人材向けの支援があるかを確かめる
  5. それでも自分で払う時は、受講料に含まれるものをそろえて比べる
福祉用具専門相談員の資格費用の負担を抑える方法を、勤め先の支援・入社後に取れる職場・公的な制度の順に示した図解

勤め先の支援を確かめる

介護の事業所で働いている人は、まず職場に聞いてみてください。事業者には、福祉用具専門相談員に研修の機会を確保する義務があります。

講習の受講料を職場が負担する、勤務扱いで受けられるなど、支援の形は職場ごとに違います。

聞く時は、こんな言い方で十分です。

「福祉用具専門相談員の講習を受けたいのですが、受講料の支援や、講習の日の勤務の扱いはどうなっていますか?」

入社後に取れる職場を選ぶ

これから転職する人は、「資格は入社後に取得可」の求人も見てみてください。入社してから講習を受ける道なら、受講料の扱いを職場と相談できます。

面接では、例えばこんなやり取りで確かめられます。

「入社後に講習を受ける場合、受講料はどうなりますか?」

「講習の時期は、入社してから相談して決めています」

こうした答えが返ってきたら、受講料の負担の有無も続けて聞いておきましょう。受講料を後から返すような条件が付く場合もあるので、ここは確かめておくと安心です。求人票の見方は福祉用具専門相談員の求人の探し方で紹介しています。

公的な制度の確認先

受講料の一部が戻る教育訓練給付制度や、ハローワークの職業訓練などの公的な制度があります。ただ、どの講習が対象になるかは講習ごと・時期ごとに違います。

確認先聞くこと
ハローワーク教育訓練給付制度の対象講座か、職業訓練に福祉用具の講習があるか
講習事業者その講習が公的な給付の対象になっているか
都道府県・市区町村の介護保険や福祉の窓口介護人材向けの支援があるか
今の勤め先資格取得の支援制度があるか

制度の中身や対象は変わることがあるので、最新はお住まいの都道府県や講習事業者、ハローワークで確認してください。

よくある失敗

給付の制度は、受講を始める前に手続きが要るものがあります。講習を受け終わってから調べると間に合わないこともあるので、申し込む前に相談しておきましょう。

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費用についてよくある相談

相談の選び方

福祉用具専門相談員の資格費用について、よく出る相談を3つ選び、国や都道府県の資料で分かる範囲で答えています。

結局、費用はいくらかかる?

福祉用具専門相談員の資格を取るには、いくらくらいかかるのか、という相談です。

受講料には国が決めた金額がなく、講習事業者ごとに違います。この記事では金額の目安は出さず、受講料に含まれるものと、受講料以外にかかるものを足して総額を見る方法をおすすめしています。

講習会場の案内に費用と期間しか書いていない

講習の案内を見たが、費用と期間しか書いていない。受講料以外に何が必要か分からない、という相談です。

講習事業者は、受講料(補講等を含む)や欠席した場合の取扱いなどを運営規程で公開することになっています。募集ページに書いていなければ、運営規程を見るか、事業者に直接聞いてみてください。

オンラインの講習なら、パソコンや通信環境が要るかも合わせて確かめておきましょう。

初任者研修の次に受けるか迷っている

介護職員初任者研修をもうすぐ修了する。続けて福祉用具専門相談員の講習も受けるべきか、という相談です。

初任者研修だけでは福祉用具専門相談員の要件を満たさないので、福祉用具の仕事をしたいなら指定講習が要ります。ただ、すぐに受けるかどうかは、働く職場が決まっているかで変わります。

入社後に講習を受けられる職場なら、受講料の扱いを相談できることもあります。講習の選び方は福祉用具専門相談員の指定講習でまとめています。

会社からスキルアップに勧められた

職場の面談で、スキルアップのために福祉用具専門相談員の資格を勧められた。費用は自分で出すものなのか、という相談です。

職場から勧められた場合は、まず受講料の負担や、講習の日を勤務として扱うかを聞いてみてください。事業者には、福祉用具専門相談員の研修の機会を確保する義務があります。

ただ、福祉用具の事業所以外では支援の扱いが違うこともあります。言われるままに申し込む前に、条件を書面などで確かめておくと安心です。

よくある質問

福祉用具専門相談員の受講料は全国で同じですか?

同じではありません。受講料に国が決めた金額はなく、講習事業者が運営規程で決めて公開しています。

福祉用具専門相談員の受講料にテキスト代は含まれますか?

講習事業者によって違います。申し込む前に募集要項や運営規程で、テキスト代や補講の費用が含まれているかを確かめてください。

福祉用具専門相談員の費用を安くする方法はありますか?

勤め先の支援、入社後に講習を受けられる職場、公的な制度の3つを確かめる方法があります。給付の制度は受講前の手続きが要るものもあるので、早めに相談しておきましょう。

福祉用具専門相談員の講習は何日くらいかかりますか?

国が決めているのは53時間+修了評価1時間程度という時間数だけで、日数は講習事業者によって違います。仕事を休む日数も費用に関わるので、日程の組み方も確かめてください。

国家資格を持っていれば費用はかかりませんか?

看護師や介護福祉士など対象の国家資格を持っている人は講習が要らないので、講習の受講料はかかりません。

まとめ

この記事の要点
  • 福祉用具専門相談員の資格費用は、講習事業者が決める受講料が中心
  • 受講料は運営規程で公開されるので、テキスト代・補講・振替が含まれるかをそろえて比べる
  • 交通費や通信環境など、受講料以外の費用も総額に入れる
  • 負担を抑える道は、勤め先の支援、入社後に取れる職場、公的な制度の3つ
  • 制度の対象や受講料の最新は、都道府県・講習事業者・ハローワークで確認を
福祉用具専門相談員ガイド

福祉用具専門相談員ガイド 編集部

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