福祉用具専門相談員の資格を最短で取るには|短期集中の講習の選び方

福祉用具専門相談員の資格を最短で取るための講習の日程の選び方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が厚生労働省や都道府県などの公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。指定講習の内容や日程、受講料、介護保険の制度は都道府県や講習事業者、時期によって変わることがあるため、最新の情報はお住まいの都道府県や講習を行う事業者、厚生労働省の公式サイトで確認してください。

福祉用具専門相談員の資格を最短で取りたい、転職の時期に間に合わせたい、と急いでいる方も多いですよね。

結論から言うと、福祉用具専門相談員の資格をいちばん早く取る方法は、対象の国家資格を持っているかを確かめることです。講習が要る人なら、53時間をどの日程で受けるかで修了までの期間が決まります。

この記事では、日程パターンごとの違いと、短期集中を選ぶ前に考えておきたいことを紹介します。

目次

福祉用具専門相談員の資格は最短でどれくらい?

先に結論

国が決めているのは、指定講習の時間数(53時間+修了評価1時間程度)だけです。何日で終わるかは決まっておらず、講習事業者の日程の組み方で変わります。

『最短何日で取れるの?』というのが、いちばん知りたいところですよね。

実は、日数は国の決まりにはありません。だから「○日で取れる」という情報は、その講習事業者の日程の話なんです。

決まっていること決まっていないこと
講習は53時間何日で終わるか
修了評価は筆記で1時間程度1日に何時間受けるか
修了評価の時間はカリキュラムに含めない通学とオンラインの組み合わせ
講習事業者は都道府県知事が指定開講の時期と回数(年1回以上の開催が基準)

ネットで見かける日数は、時間数が今と違う旧カリキュラムの頃の情報のこともあります。日数の目安を見る時は、その情報がいつのものかも確かめておきましょう。

講習が要らない人がいちばんの最短

保健師・看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・義肢装具士のどれかを持っている人は、講習を受けなくても要件を満たします。

つまり、講習の日程を考える前に、自分が講習の要る側かを確かめるのがいちばんの近道です。資格の仕組みは福祉用具専門相談員とはでまとめています。

53時間を何日で受ける?日程パターンの比べ方

日程は3つの型で考える

短期集中の講習は、平日を中心に連日で受ける「連日型」、週に1日ずつ受ける「週1型」、土日に受ける「土日型」に分けて考えると比べやすくなります。

ここが大事なところです。同じ53時間でも、日程の型によって修了までの期間はまったく違います。

日程の型修了までの期間向いている人気をつけたいこと
連日型(短期集中)いちばん短い仕事を休める人、転職の合間の人体力と、毎日の復習の時間
週1型長くなる毎週決まった曜日が空く人前の回の内容を忘れやすい
土日型中くらいから長め平日に働いている人休みの日がなくなる週が続く
組み合わせ型(オンライン+通学)講習による会場が遠い人通学の日に出られるか
福祉用具専門相談員の指定講習の日程を、連日型・週1型・土日型の3つで修了までの期間と向いている人を比べた図解

連日型の短期集中が向いている人

福祉用具専門相談員の短期集中の講習は、次の仕事が決まっていて、入社までに修了しておきたい人に向いています。

例えば、今の職場を辞めて次の職場に移るまでの間に受ける場合なら、平日の連日の日程でもまとめて受けやすいですよね。

一方で、家の用事や子どもの送り迎えがある人は、連日の日程だと毎日の予定を組み直すことになります。短期集中は「その期間を講習に空けられるか」で考えてみてください。

週1型は期間が長くなる分、余裕が出る

週1型は修了までの期間が長くなるので、最短を狙う人には向きません。ただ、毎週1日ずつ受けるので、講習と講習の間に復習や仕事の調整がしやすくなります。

例えば、毎週決まった曜日が休みの人なら、その曜日に合わせて受けられる講習があれば無理なく続けられます。

働きながら受けるなら土日型

平日は介護施設で働きながら資格を取りたい人は、土日の講習が現実的です。最短ではなくても、収入を途切れさせずに取れるのは大きな利点です。

働きながら取る日程の組み方は、福祉用具専門相談員の講習を土日で受けるにはで詳しく紹介しています。

オンラインを組み合わせると通う日が減る

厚生労働省は令和5年12月の事務連絡で、講習の受講や手続きをオンラインで行っても差し支えないとしています。

会場までの移動が無くなる分、時間の使い方は楽になります。形式の違いは福祉用具専門相談員の講習はオンラインで受けられる?で比べています。

短期集中でも学ぶ中身は同じ

『短期集中なら、内容を少し省いてくれるのかな』と期待する方もいるかもしれません。

でも、どの日程の型でも学ぶ科目と時間数は同じです。短くなるのは修了までの期間だけで、講習の中身が減るわけではありません。

大きな科目時間
福祉用具と福祉用具専門相談員の役割2時間
介護保険制度等に関する基礎知識4時間
高齢者と介護・医療に関する基礎知識16.5時間
個別の福祉用具に関する知識・技術17.5時間
サービスの仕組みと総合演習13時間

科目ごとの中身は福祉用具専門相談員の指定講習でも紹介しています。

最短を選ぶ時に見落としやすいこと

早さの裏にある3つのリスク

短期集中の講習は早く修了できる分、体力・復習の時間・欠席した時の取り戻し方の3つで無理が出やすくなります。申し込む前に、この3つを自分の予定に当てはめてみてください。

『とにかく早く終わればいい』と考えたくなる気持ち、よく分かります。

ただ、短期集中は1日の講習時間が長くなりがちです。体調を崩して1日休むと、取り戻すのに時間がかかることもあるんです。

短期集中に申し込む前のチェック
  • 講習の日程中に、仕事や家の用事が入っていないかを確かめる
  • 1日の講習が終わった後に、復習する時間を取れるかを考える
  • 欠席した時に、どこで不足分を受けられるかを確かめる
  • 修了評価の日がいつか、補講があるかを確かめる
  • 修了証明書がいつ出るかを確かめる
福祉用具専門相談員の資格を短期集中で取る時に見落としやすい、体力・復習の時間・欠席の3つのリスクを示した図解

欠席した時の扱いは講習ごとに違う

欠席した時の扱いは、講習事業者が運営規程で決めて公開することになっています。例えば鳥取県の要綱では、1年以内に同じ講習事業者の講習で不足分を受ければ修了扱いにできる、としています。

ただ、これは一つの県の例で、扱いは都道府県や講習事業者ごとに違います。短期集中ほど1日の重みが大きいので、申し込む前に確かめておきましょう。

よくある失敗

最短の日程だけを見て申し込み、演習の日に別の予定が入っていて出られなかった、というケースがあります。演習は講義と違い、その場で手を動かして学ぶ時間なので、出られる日かを先に確かめておきましょう。

修了評価の前に復習の時間を取る

修了評価は、全科目が終わった後の筆記で、「列挙できる」「概説できる」レベルを想定しています。

連日型だと、最終日の直前に復習の時間がほとんど取れないこともあります。毎日の講習の後に、その日の科目をざっと見返すだけでも違いますよ。

例えば、講義で出てきた用具の名前や制度の言葉を、帰りの電車でメモから読み返すだけでも十分です。

「今日のところ、もう一回だけ見ておこう」

この一言を自分にかけられるかどうかで、最終日の気持ちの余裕が変わります。

最短で取るための申し込みの手順

早く取りたい人ほど、探す順番が大事

最短で取りたい時は、講習の内容より先に「通える日程の講習があるか」から探すのが近道です。

講習を探し始めると、どこから見ればいいか迷いますよね。次の順番で進めてみてください。

最短で修了するための進め方
  1. 自分が講習の要る側かを確かめる
  2. 修了したい時期(入社日など)から逆算して、使える期間を決める
  3. お住まいの都道府県のサイトで、指定講習事業者の一覧や開講予定を見る
  4. 連日型・土日型・オンラインの組み合わせから、使える期間に収まる講習を選ぶ
  5. 欠席した時の扱いと修了評価の日を確かめてから申し込む

申し込みから修了までの細かい手順は、福祉用具専門相談員の資格の取り方で順番に紹介しています。

講習と並行して求人も探しておく

資格を早く取りたい理由が「早く働き始めたい」なら、講習を受けている間に求人を見ておくのもおすすめです。修了してから探し始めると、そこから時間がかかってしまいますよね。

求人によっては「資格は入社後に取得可」としているところもあります。そうした職場なら、講習の修了を待たずに働き始められることもあるんです。

面接では、例えばこんなやり取りで講習のことを確かめられます。

「今、指定講習を受けていて、来月に修了する予定です」

「修了証明書が出たら、写しを出してもらえれば大丈夫です」

求人票の見方は福祉用具専門相談員の求人の探し方で詳しく紹介しています。

急ぐ理由最短に近づく方法
入社日が決まっている入社日から逆算して連日型か土日型を選ぶ
早く働き始めたい講習中に求人を探し、入社後取得可の職場も見る
今の仕事を続けたい土日型やオンラインの組み合わせを選ぶ

開講の時期は講習事業者によって違い、定員で締め切られることもあります。日程や形式の最新は、お住まいの都道府県や講習事業者の公式サイトで確認しておきましょう。

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福祉用具や介護の仕事を探している方へ

福祉用具専門相談員の求人は、福祉用具のレンタル事業所や販売店、メーカー、介護施設など職場によって仕事の中身が変わります。資格を入社後に取れる求人もあります。まずは介護・福祉専門の求人サイトで、職場の種類や資格の扱い、運転の有無などの条件を見比べてみましょう。

無料介護JJで求人を見てみる

求人の内容・条件は時期によって変わります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

最短で取りたい人によくある相談

相談の選び方

福祉用具専門相談員の資格を早く取りたい人からよく出る相談を3つ選び、国や都道府県の資料で分かる範囲で答えています。

ネットで見た日数で本当に取れる?

ネットで「最短○日」と見たが、本当にその日数で取れるのか、という相談です。

国が決めているのは時間数だけで、日数はその講習事業者の日程の組み方によります。また、講習の時間は令和7年4月から53時間になっているので、古い情報の日数はそのまま当てはまらないこともあります。

気になる講習があれば、その講習事業者の募集要項で日程を確かめてみてください。

短期集中なら試験なしで修了できる?

1週間ほどの短期集中で受ければ、試験なしで修了証明書がもらえるのか、という相談です。

今の指定講習では、日程の型にかかわらず、全科目が終わった後に筆記の修了評価が1時間程度あります。短期集中だから修了評価が無い、ということはありません。

ただ、修了評価は入口の講習として「列挙できる」「概説できる」レベルを想定したものです。講義をきちんと受けて、その日のうちに見返しておけば身構えすぎなくて大丈夫です。

近くで受けられる講習が見つからない

住んでいる地域で講習を探しているが、どこで受けられるか分からない、という相談です。

講習事業者は都道府県知事が指定しているので、まずはお住まいの都道府県のサイトで一覧を探してみてください。開講予定を載せている都道府県もあります。

近くに会場が無い場合は、オンラインで受けられる講習も候補になります。講習日程の探し方は福祉用具専門相談員の講習日程の探し方でまとめています。

よくある質問

福祉用具専門相談員の資格は最短何日で取れますか?

日数は国の決まりにはなく、講習事業者の日程の組み方で変わります。決まっているのは53時間の講習と、1時間程度の修了評価です。

福祉用具専門相談員の短期集中の講習は難しいですか?

学ぶ中身は他の日程の講習と同じです。ただ、1日の講習時間が長くなりがちなので、体力と復習の時間を考えておきましょう。

短期の講習で欠席したらどうなりますか?

欠席した時の扱いは講習事業者ごとに違います。申し込む前に、不足分をどこで受けられるかを確かめておきましょう。

介護福祉士を持っていても講習は要りますか?

要りません。介護福祉士は講習なしで福祉用具専門相談員の要件を満たす国家資格です。

資格を取る前に働き始めることはできますか?

「資格は入社後に取得可」としている求人もあります。急いでいる人は、講習と並行して求人も見ておくと早く働き始められることがあります。

まとめ

この記事の要点
  • 福祉用具専門相談員の資格は、日数ではなく53時間+修了評価1時間程度という時間数が決まっている
  • 対象の国家資格を持っている人は講習が要らず、それがいちばんの最短
  • 講習の日程は連日型・週1型・土日型・オンラインの組み合わせで比べる
  • 短期集中は体力・復習の時間・欠席した時の取り戻し方に無理が出やすい
  • 修了したい時期から逆算して、通える日程の講習を先に探す
  • 日程や形式の最新は、都道府県や講習事業者の公式サイトで確認を
福祉用具専門相談員ガイド

福祉用具専門相談員ガイド 編集部

福祉用具専門相談員とは何か、資格の取り方と指定講習・修了評価、講習なしでなれる国家資格、仕事内容と職場、求人の探し方までを、これから目指す人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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