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福祉用具専門相談員に興味はあるけれど、自分に向いているのか不安になりますよね。
結論から言うと、福祉用具専門相談員に向いている人は「人の話を聞いて、用具を調べ、現場に動き、記録に残す」ことを苦にしない人です。性格よりも、こうした行動に慣れていけるかが大事なんです。
この記事を読むと、自分の向き不向きを4つの行動で確かめる方法と、やりがい、大変な場面の乗り越え方が分かります。
福祉用具専門相談員に向いている人は?
福祉用具専門相談員の仕事は、話を聞く、用具を調べる、家を訪ねて調整する、計画や記録を書く、の4つの行動でできています。どれか一つが得意なら、残りは経験で伸ばしていけます。
『人と話すのが得意じゃないと無理かな』と思っている方も多いはずです。
実は、話がうまいことよりも、相手の困りごとを最後まで聞けることのほうが大切なんです。仕事の流れに沿って見ると、求められる行動がはっきりします。
| 仕事の場面 | 求められる行動 | 向いている人の例 |
|---|---|---|
| 利用者や家族の相談 | 聞く | 相手の言葉を急かさずに聞ける |
| 用具の候補を考える | 調べる | 商品の違いを比べるのが好き |
| 家を訪ねて納品・調整 | 動く | 体を動かす仕事が苦にならない |
| 計画やモニタリングの記録 | 書く | 決まった形で記録を残すのが苦にならない |
仕事の流れは福祉用具専門相談員の仕事内容で詳しく紹介しています。
「聞く・調べる・動く・書く」で自己診断してみよう
向き不向きは「明るい」「優しい」といった性格では決まりません。ここでは4つの行動ごとに、今の自分に近いものを選んでみてください。
自己診断と聞くと身構えてしまいますよね。正解を探すものではないので、気楽に選んでみてください。
| 行動 | 今でもできそう | 慣れれば伸ばせる | 苦手が強い時の工夫 |
|---|---|---|---|
| 聞く | 相手が話し終わるまで待てる | 質問を用意すれば聞ける | 聞く項目を紙にまとめて訪問する |
| 調べる | カタログや説明書を読むのが苦にならない | 先輩に聞きながらなら覚えられる | よく出る種目から順に覚える |
| 動く | 運転や外回りが好き | 慣れた道なら平気 | 訪問の順番を前日に組んでおく |
| 書く | メモを取る習慣がある | 型があれば書ける | 訪問の直後に短く書き残す |

「今でもできそう」が2つ以上あれば、仕事のイメージはつかみやすいはずです。1つもなくても、「慣れれば伸ばせる」が多い人は入社後に伸びていけます。
- 家族や友人から、相談を受けることが多い
- 買い物の時、商品の違いを比べてから選ぶ
- 外に出て人と会う仕事が苦にならない
- 予定や約束をメモに残す習慣がある
- 介護の現場で「この用具があれば楽なのに」と思ったことがある
4つの行動は、1回の訪問の中でつながっている
例えば、家族から「お風呂でふらつくのが心配で」と相談を受けた場面を考えてみてください。
まず、いつ、どこでふらつくのかを聞きます。次に、入浴用いすや浴槽用手すりの候補を調べ、家を訪ねて浴室の広さを測ります。最後に、選んだ理由を計画に書いて、利用者と家族に説明します。
「どの場面がいちばん不安ですか?」
「湯船から立ち上がる時なんです」
こんな短いやり取りから、用具選びが始まるんです。
介護や医療の経験がある人は強みになる
介護の現場で移乗や歩行の介助をしてきた人は、用具を使う場面を具体的に思い浮かべられます。看護師やリハビリ職の経験も、身体の状態を見るうえで活きますよ。
未経験の人も、講習で介護の基本から学べるので心配しすぎなくて大丈夫です。
指定講習には、からだとこころの理解や介護技術、福祉用具の特徴と活用などの科目があります。今の時点で知識がなくても、講習と現場で少しずつ積み上げていけるんです。
福祉用具専門相談員のやりがいを感じる場面
福祉用具専門相談員のやりがいは、選んだ用具で利用者の暮らしが変わる様子を、自分の目で確かめられるところにあります。
『人の役に立っている実感がほしい』という方には、うれしい場面が多い仕事なんです。
| やりがいを感じる場面 | どんな手応えがあるか |
|---|---|
| 手すりを付けた後、一人でトイレに行けるようになった | 自分の提案が暮らしを変えたと実感できる |
| ベッドの高さを調整したら、起き上がりが楽になった | 細かな調整の大切さが分かる |
| 家族から「介助が楽になった」と言われた | 家族の負担も軽くできたと感じられる |
| ケアマネジャーから次の相談が来た | 頼りにされていると感じられる |
| 新しい用具を覚えて提案の幅が広がった | 自分の成長を感じられる |
例えば、モニタリングで訪ねた時に「この歩行器のおかげで、近所まで散歩に行けるようになったんです」と言われる場面もあります。
利用者の言葉を直接聞けるのは、この仕事ならではの魅力ですよね。
経験を重ねるほど広がるやりがい
最初は先輩について回る日が多くても、だんだん一人で任される利用者が増えていきます。
経験を積んだ後は、福祉用具プランナーなどの上位の研修で学びを深める道もあります。学んだことがそのまま提案の質につながるのも、この仕事のおもしろいところです。
先の道すじは福祉用具専門相談員のキャリアアップで紹介しています。
福祉用具専門相談員は、利用者の希望や心身の状況、住まいの環境を踏まえて用具を選び、使い方まで助言する専門職とされています。暮らしに近いところで役に立てる仕事なんです。
大変なところと、その乗り越え方
どんな仕事にも大変な場面はあります。先に知っておけば、入ってから戸惑うことが減らせます。
『大変なことが多いなら、続けられるか心配』と感じる方もいますよね。ここでは、よく挙がる場面と工夫をまとめました。
| 大変な場面 | 乗り越え方の例 |
|---|---|
| ベッドなど大きな用具の搬入や組み立て | 二人で作業する、持ち方や手順を先輩から教わる |
| 車での移動が多い | 訪問の順番と道を前日に確かめておく |
| 用具の種類が多くて覚えきれない | よく使う種目から順に覚え、カタログに印をつける |
| 計画やモニタリングの記録が多い | 訪問の直後に要点だけ書き、事業所で清書する |
| 急な故障や交換の連絡が入る | 連絡が来た時の手順を事業所で決めておく |
| 利用者・家族・ケアマネの意見が分かれる | 用具を選んだ理由を言葉にして、それぞれに説明する |

例えば、家族は介助が楽な用具を、本人は自分で動ける用具を望んでいる場面があります。そんな時は、両方の話を聞いたうえで、候補を複数示して一緒に選ぶのがコツです。
「どちらも試してみて、使いやすいほうに決めませんか?」
「それなら納得できます」
実際に触ってもらうと、話がまとまりやすいことも多いですよ。
覚えることが多い最初のうちは、分からないことを先輩やケアマネジャーに聞くのが近道です。一人で答えを出そうとしなくて大丈夫ですよ。
1日の時間の使い方は福祉用具専門相談員の1日で紹介しています。
利用者の家を訪ねる時に気をつけたいこと
福祉用具専門相談員の仕事場は、利用者の暮らしている家そのものです。慣れないうちは、ちょっとした気配りで迷うこともありますよね。
- 約束の時間を守り、遅れる時は早めに連絡する
- 家具を動かす時は、ひと声かけてから触る
- 用具の使い方は、利用者と家族の両方に説明する
- 気づいたことは、その日のうちに記録に残す
こうした基本は、入社後の研修や先輩への同行で少しずつ身についていきます。
向いているか迷った時の考え方
同じ福祉用具専門相談員でも、職場によって訪問の多さや事務の量、営業の役割の有無が違います。向き不向きは、職場の選び方でも変えられるんです。
『全部が得意じゃないと務まらない』と思わなくて大丈夫です。自分の得意な行動が活きる職場を探す、という考え方もあります。
| 得意な行動 | 合いそうな職場の探し方 |
|---|---|
| 聞く・書く | 研修や記録の手順が整っているかを求人で確かめる |
| 調べる | 扱う用具の種類が多い職場を選ぶ |
| 動く | 訪問や納品が多い職場を選ぶ |
求人によっては、資格を入社後に取れる職場もあります。未経験からの始め方は未経験から福祉用具専門相談員に転職するにはで詳しく見ています。
求人の見方は福祉用具専門相談員の求人の探し方で紹介しているので、あわせて読んでみてください。
- 4つの行動の表で、得意と苦手を書き出してみる
- 苦手な行動を補える職場の条件を考える
- 求人票で、研修や同行の有無、運転の有無を確かめる
- 面接で、入社後の1日の流れを聞いてみる
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福祉用具や介護の仕事を探している方へ
福祉用具専門相談員の求人は、福祉用具のレンタル事業所や販売店、メーカー、介護施設など職場によって仕事の中身が変わります。資格を入社後に取れる求人もあります。まずは介護・福祉専門の求人サイトで、職場の種類や資格の扱い、運転の有無などの条件を見比べてみましょう。
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福祉用具専門相談員の向き不向きのよくある相談
福祉用具専門相談員の向き不向きについてよく出る相談を3つ選び、国や都道府県の資料で分かる範囲で答えています。
働き始めて数か月、自分には向いていない気がする
福祉用具の事業所に入って数か月、覚えることが多くて自信をなくしている、という相談です。
最初の数か月は、用具の種類や手続きを覚えるだけで手一杯になりやすい時期です。向いていないのではなく、まだ慣れていないだけのことも多いんです。
4つの行動の表で、伸びてきたところを確かめてみてください。分からないことは先輩に聞くと決めておくと、気持ちが楽になります。
介護福祉士で40代後半、今から転職して大丈夫?
介護福祉士を持っていて、40代後半から福祉用具の仕事に移りたいという相談です。
介護福祉士は、講習なしで福祉用具専門相談員になれる国家資格の一つです。介助の場面を知っていることは、用具の説明で大きな強みになります。
体を使う搬入などの比重は職場によって違うので、求人を見る時に確かめておきましょう。
会議で意見を言いにくいと感じる
サービス担当者会議などで、福祉用具専門相談員として意見を言いにくいと感じている、という相談です。
用具を選んだ理由や使い方を説明することは、福祉用具専門相談員の役割の一つです。会議の前に「なぜこの用具か」を一言でまとめておくと、話しやすくなりますよ。
令和6年度からはモニタリングの記録をケアマネジャーに渡すことも義務になり、意見を伝える場面は増えています。
よくある質問
福祉用具専門相談員に向いている人はどんな人ですか?
人の話を聞く、用具を調べる、家を訪ねて調整する、計画や記録を書く、の4つの行動を苦にしない人です。どれか一つが得意なら、残りは経験で伸ばせます。
人と話すのが苦手でも福祉用具専門相談員になれますか?
なれます。上手に話すことより、相手の困りごとを最後まで聞くことが大切です。聞く項目を紙にまとめて訪問するなどの工夫もできます。
福祉用具専門相談員のやりがいは何ですか?
選んだ用具で利用者の暮らしが変わる様子を、自分の目で確かめられることです。家族の介助が楽になったと言われる場面もあります。
資格がなくても福祉用具専門相談員として働けますか?
相談員として用具選びの助言や計画作成をするには、指定講習の修了か対象の国家資格が要ります。資格は入社後に取れるとしている求人もあるので、未経験から始める道もあります。
向いていないと感じたら、すぐに辞めたほうがいいですか?
慣れていないだけのことも多いので、まずは4つの行動のどこでつまずいているかを書き出してみてください。苦手な部分を先輩に相談したり、仕事の比重が違う職場を探したりする方法もあります。
体力に自信がなくても続けられますか?
大きな用具の搬入は二人で行うなど、工夫している職場もあります。搬入や運転の比重は職場で違うので、求人や面接で確かめてみてください。
まとめ
- 福祉用具専門相談員に向いているかは、性格より「聞く・調べる・動く・書く」の行動で見る
- どれか一つが得意なら、残りは経験で伸ばしていける
- やりがいは、選んだ用具で利用者の暮らしが変わるのを近くで見られること
- 搬入・運転・記録などの大変な場面には、乗り越え方がある
- 職場によって仕事の比重が違うので、得意な行動が活きる職場を選ぶ





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