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福祉用具専門相談員の資格を取ったら、どんな職場で働くことになるのか気になりますよね。
結論から言うと、主な職場は福祉用具のレンタル(貸与)事業所と販売の事業所です。そこにメーカー系の会社や、介護施設・病院を運営する法人の在宅部門が加わります。
この記事を読むと、職場ごとの仕事の中身と外回りの多さの違い、自分に合う職場の選び方が分かります。
福祉用具専門相談員の職場はどこ?
福祉用具専門相談員を置くことが決められているのは、介護保険の福祉用具貸与事業所と特定福祉用具販売事業所です。どちらも事業所ごとに、常勤換算で2人以上を置くことになっています。
『福祉用具専門相談員の資格って、どこで使えるの?』と迷う方も多いはずです。
実は、法律で福祉用具専門相談員の配置が決められているのは、福祉用具を貸したり販売したりする事業所なんです。国の資料では、令和6年の福祉用具貸与事業所の数は7,736とされています。
その事業所を運営しているのは、福祉用具を専門に扱う会社だけではありません。メーカー系の会社や、介護施設や病院を運営する法人が、事業所を持っていることもあります。
同じ資料では、福祉用具貸与事業所あたりの常勤の従事者は4.6人とされています。少人数の事業所で、相談員どうしが声をかけ合いながら働く姿をイメージすると近いはずです。
| 職場の種類 | どんなところか |
|---|---|
| 貸与(レンタル)事業所 | 介護保険で福祉用具を貸す事業所。相談員の求人の中心 |
| 販売の事業所・店舗 | 入浴や排せつの用具などを販売する事業所。店舗を構えることも |
| メーカー系の会社 | 用具を作る会社やそのグループで、貸与や販売の事業を行うところ |
| 介護施設・病院の併設部門 | 法人内で在宅サービスの一つとして貸与や販売を行う部門 |
貸与と販売を一つの事業所でまとめて行っているところも多くあります。仕事の中身そのものは福祉用具専門相談員の仕事内容で詳しく紹介しています。
4つの職場の違いを比べる
同じ福祉用具専門相談員でも、職場によって一日の過ごし方は変わります。特に違いが出るのは、利用者さんの自宅を回る外回りの多さと、扱う用具の幅です。
『どの職場も同じような仕事じゃないの?』と思いますよね。
ここでは、仕事の中身、外回りの多さ、扱う用具の幅の3つで、4つの職場を並べてみます。外回りや用具の幅は会社の規模や方針でも変わるので、傾向の目安として見てください。
| 職場の種類 | 仕事の中身 | 外回りの多さ | 扱う用具の幅 |
|---|---|---|---|
| 貸与(レンタル)事業所 | 相談、計画づくり、納品、モニタリング | 多い。利用者宅への訪問と納品が中心 | ベッド、車いす、手すりなど貸与の種目が中心 |
| 販売の事業所・店舗 | 店頭や訪問での相談、販売の計画づくり | 店舗中心なら少なめ、訪問販売なら多め | 入浴や排せつの用具、介護用品 |
| メーカー系の会社 | 自社や取引先の用具の案内、貸与や販売の事業 | 事業所や取引先を回ることも | 自社の商品が中心になりやすい |
| 介護施設・病院の併設部門 | 法人内のケアマネジャーや職員と連携した相談 | 地域の利用者宅を回る | 職場の方針による |

貸与事業所は「訪問」と「見直し」が多い
貸与の事業所では、用具を届けた後も、使い始めてからのモニタリングが続きます。計画にモニタリングの時期を書き、結果を記録してケアマネジャーに渡すことになっています。
一人の利用者さんと長く関わる仕事なので、関係をじっくり作りたい方に向いています。
例えば、使い始めた歩行器が今の体の状態に合っているかを、家族と一緒に確かめる場面があります。
「最近は廊下で休むことが増えました」と聞いたら、使い方や置き場所を見直すきっかけになります。こうした小さな変化に気づけるのが、貸与の仕事の面白さなんです。
1日の流れは福祉用具専門相談員の1日で紹介しています。
販売店は「その場の相談」が多い
販売の事業所では、腰掛便座や入浴用いすなど、貸与ではなく購入する用具を扱います。店舗を構えるところでは、来店した家族からの相談に乗る場面もあります。
販売した場合も、計画に書いた目標がどこまで達成できたかを確かめることになっています。売って終わり、ではないんです。
『販売店って、普通のお店の店員さんと同じでは?』と思うかもしれません。
ただ、介護保険で購入費の支給を受ける用具を扱うので、制度の説明も仕事に入ります。入浴や排せつの用具は家族が人に相談しにくいこともあるので、話しやすい雰囲気づくりも大事になります。
2024年度から、固定用スロープ、歩行器(歩行車を除く)、単点杖、多点杖は、貸与か販売かを選べるようになりました。どちらの職場でも、選べることを説明する場面が出てきます。
メーカー系と併設部門は「つながり」が特徴
メーカー系の会社では、用具の作りや特徴を深く知る機会が多くなります。新しい商品の説明を聞いたり、取引先の事業所に用具を案内したりする仕事が含まれることもあります。
介護施設や病院を運営する法人の併設部門では、同じ法人のケアマネジャーや介護職と顔を合わせる機会が多くなります。
例えば、こんなやり取りが日常的にあるイメージです。
「退院される方の手すりの位置、明日一緒に見に行けますか」
「午後なら行けます。ご家族にも声をかけておきますね」
どちらの職場も、福祉用具専門相談員の仕事の流れそのものは同じです。違うのは、誰と近くで働くかなんです。
メーカーの名前で探す時の見方
フランスベッドのような福祉用具メーカーの名前と、福祉用具専門相談員を組み合わせて探す方もいます。その場合も、会社名だけで判断せず、求人がどの事業所のどんな仕事かを見ることが大事です。
『よく聞くメーカーで働いてみたい』と思う気持ちは自然ですよね。
ただ、メーカー系の会社の求人といっても、中身はいろいろです。福祉用具専門相談員として利用者さんに関わる仕事もあれば、営業や製造、配送の仕事もあります。
- 募集しているのが福祉用具専門相談員の仕事かを確かめる
- 配属される事業所が貸与か販売かを見る
- 利用者宅への訪問がどのくらいあるかを聞く
- 扱う用具が自社の商品中心か、他社の商品も含むかを聞く
- 転勤や配属先の決まり方を確かめる
基準では、同じ種目で機能や価格帯の違う複数の用具の情報を、利用者さんに示すことが決められています。扱う用具の幅は、面接で聞いておくと仕事のイメージがつかみやすくなります。
会社の良し悪しは、名前だけでは分かりません。仕事の中身と働き方で比べてみてください。
自分に合う職場の選び方
職場選びに正解はありません。外回りが好きか、店舗でじっくり話したいか、法人内の連携の中で働きたいかで、向く職場が変わります。
自分に合う職場を選ぶ時は、まず「どんな働き方をしたいか」を言葉にしてみるのがおすすめです。

| 大事にしたいこと | 向きやすい職場 |
|---|---|
| 利用者さんと長く関わりたい | 貸与事業所 |
| 外を回るより、店舗で相談に乗りたい | 店舗を構える販売の事業所 |
| 用具そのものに詳しくなりたい | メーカー系の会社 |
| ケアマネジャーや介護職と近い距離で働きたい | 介護施設・病院の併設部門 |
| 運転をできるだけ減らしたい | 店舗中心の職場、納品の担当が別にいる職場 |
例えば、介護の現場で利用者さんと長く関わってきた方なら、貸与事業所のモニタリングの仕事にやりがいを感じやすいかもしれません。
求人票で職場を見分ける方法は、福祉用具専門相談員の求人の探し方で紹介しています。
面接や見学で見ておきたいこと
求人票だけでは、職場の雰囲気までは分かりませんよね。面接や見学の機会があれば、次の点を見ておくと判断しやすくなります。
- 倉庫や用具の置き場が整理されているかを見る
- 事務所で相談員どうしが声をかけ合っているかを見る
- 先輩との同行の期間があるかを聞く
- 一人が担当する利用者さんの数の目安を聞く
- 休みの日の連絡の扱いを聞く
見学で気になったことは、その場で「この倉庫では、返ってきた用具をどの順番で点検していますか」のように聞いてみてください。答え方から、仕事の進め方がよく見えてきます。
未経験から目指す方は未経験から福祉用具専門相談員に転職するにはもあわせて読んでみてください。
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福祉用具や介護の仕事を探している方へ
福祉用具専門相談員の求人は、福祉用具のレンタル事業所や販売店、メーカー、介護施設など職場によって仕事の中身が変わります。資格を入社後に取れる求人もあります。まずは介護・福祉専門の求人サイトで、職場の種類や資格の扱い、運転の有無などの条件を見比べてみましょう。
無料介護JJで求人を見てみる求人の内容・条件は時期によって変わります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
職場についてよくある相談
福祉用具専門相談員の職場について、よく見かける相談を3つ選びました。国の基準や公開情報で分かる範囲でお答えしています。
資格が活かせるのは老人ホーム?販売店?
福祉用具専門相談員の資格が活かせる職場は、老人ホームなのか販売店なのか知りたい、という相談です。
福祉用具専門相談員を置くことが決められているのは、介護保険の福祉用具貸与事業所と特定福祉用具販売事業所です。在宅で暮らす人に用具を貸したり販売したりする事業所、と考えると分かりやすいです。
老人ホームなどの施設の職員として働く場合、資格そのものが配置の条件になっているわけではありません。ただ、用具の知識は、日々の介助や環境づくりで役に立つ場面があります。
小さい会社で、研修がなくいきなり一人で点検に行かされる
福祉用具のレンタル会社に就職したが、小さい会社で研修がなく、いきなり一人で点検に行っている。不安だ、という相談です。
基準では、事業者は福祉用具専門相談員の研修の機会を確保することになっています。福祉用具専門相談員自身にも、知識と技術を高めるよう努めることが決められています。
不安な点は、一人で抱えずに上司に具体的に伝えてみてください。「この用具の点検の手順を一度一緒に確認してもらえますか」のように、場面を決めて頼むと相手も応えやすくなります。
経験も資格もないけど、先に介護の仕事をしたほうがいい?
福祉用具のレンタル会社で働きたいが、介護の経験も資格もない。先に介護の現場で経験を積んだほうがいいのか迷っている、という相談です。
指定講習は、介護分野の知識や技術を持たない人も想定して作られています。介護の現場経験は、福祉用具専門相談員になる条件ではありません。
一方で、介護の現場で見た「立ち上がりのつらさ」「介助する人の負担」は、用具を選ぶ時に活きます。どちらの道も選べるので、早く福祉用具の仕事を始めたいか、まず介護を知りたいかで決めてみてください。
よくある質問
福祉用具専門相談員の主な職場はどこですか?
介護保険の福祉用具貸与(レンタル)事業所と特定福祉用具販売事業所です。どちらも事業所ごとに常勤換算で2人以上の福祉用具専門相談員を置くことが決められています。
レンタルの事業所と販売店では、仕事はどう違いますか?
レンタルの事業所は利用者宅への訪問と、使い始めてからのモニタリングが多くなります。販売の事業所は、入浴や排せつの用具など購入する用具の相談が中心です。
フランスベッドのようなメーカーでも福祉用具専門相談員として働けますか?
メーカー系の会社が貸与や販売の事業を行っている場合、福祉用具専門相談員の求人が出ることがあります。会社名だけで判断せず、どの事業所のどんな仕事かを求人票で確かめてみてください。
介護施設で福祉用具専門相談員の資格は活かせますか?
施設の職員として働く場合、資格が配置の条件になっているわけではありません。ただ、用具の知識は介助や環境づくりで役に立ちます。法人が貸与事業所を運営していれば、そちらで働く道もあります。
まとめ
- 福祉用具専門相談員の主な職場は、福祉用具の貸与事業所と販売の事業所
- どちらも事業所ごとに常勤換算で2人以上を置くことが決められている
- メーカー系の会社や、介護施設・病院の併設部門で働く道もある
- 職場によって、外回りの多さと扱う用具の幅が変わる
- メーカー名で探す時は、会社名よりどの事業所のどんな仕事かを見る





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