福祉用具専門相談員の1日|訪問・納品・事務の時間の使い方

福祉用具専門相談員の1日の流れと時間の使い方を解説する記事のアイキャッチ

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福祉用具専門相談員に興味があっても、実際の1日がどんな流れなのかは、求人票だけでは見えにくいですよね。

結論から言うと、福祉用具専門相談員の1日は、利用者宅への訪問や納品などの外回りと、計画書や記録を作る事務の組み合わせです。朝に準備をして日中は外へ出て、夕方に事務をまとめる流れがよくある形です。

この記事を読むと、1日の流れの一例と、外回りと事務の時間の使い方、働く前に準備しておきたいことが分かります。

目次

福祉用具専門相談員の1日はどんな流れ?

先に結論

ここで紹介するのは、福祉用具の貸与事業所で働く場合の1日の一例です。訪問の件数や時間の配分は、事業所や担当する地域、その日の予定で大きく変わります。

『毎日同じ動きをするの?』と気になる方も多いはずです。

実は、福祉用具専門相談員の1日は日によってかなり違うんです。新しい利用者の相談が入る日もあれば、モニタリングの訪問が続く日もあります。

まずは、よくある流れを時間帯ごとに見てみましょう。あくまで一例で、時刻は事業所によって違います。

時間帯主な仕事の一例ポイント
朝出社、予定の確認、用具の積み込み訪問先の順番と、積む用具を確かめる
午前利用者宅への訪問、納品と調整身体の状況に合わせて調整し、使い方を説明する
昼移動の合間に休憩、ケアマネジャーへの連絡電話やメールの返事をまとめて済ませることも
午後相談やモニタリングの訪問、サービス担当者会議使い方や困りごとを確かめる
夕方帰社、計画書や記録の作成、翌日の準備訪問で見たことを忘れないうちに書く
福祉用具専門相談員の1日の一例を、朝・午前・昼・午後・夕方の5つの時間帯に分けて、主な仕事を上から順に並べた図解

日によって変わる3つのパターン

同じ時間帯の流れでも、その日の中心になる仕事で1日の印象は変わります。よくある形を3つに分けてみました。

その日の中心1日の様子の一例気をつけたいこと
納品が多い日朝の積み込みが多く、午前から午後まで届けて調整する積み忘れと、説明の抜けがないか
モニタリングが続く日使っている用具の様子を確かめに何軒も回る記録に残す要点をその場でメモする
相談や会議が入る日新しい利用者の相談やサービス担当者会議に出る提案する用具と理由を事前に整理しておく

例えば、退院の日が決まった方からベッドや車いすの相談が入ると、その週は納品と調整の予定を優先して組み直すことがあります。急な予定変更にも対応できるよう、余裕をもった予定の組み方を覚えておくと安心です。

時間帯ごとの仕事を詳しく見る

外回りの日中と、事務の朝・夕方

日中は利用者宅や居宅介護支援事業所を回り、朝と夕方に準備や書類をまとめる。この形を頭に置いておくと、1日の動きがつかみやすくなります。

ここからは、時間帯ごとに何をするのかをもう少し詳しく見ていきます。どれも一例なので、「こんな仕事がある」という目安として読んでみてください。

朝:予定の確認と積み込み

朝は、その日に回る利用者宅と順番を確かめるところから始まります。納品する用具を車に積み、部品や工具に抜けがないかも見ておきます。

貸与する用具は、機能や安全性、衛生状態を点検してから届けることになっています。消毒や点検の済んだ用具を使うので、倉庫の担当者と声をかけ合う場面もあります。

午前:納品と調整

午前は、ベッドや車いす、歩行器などを利用者宅に届ける時間にあてることが多いです。届けたら、身体の状況に合わせて高さなどを調整します。

使い方や注意点、故障した時の連絡先などを書いた文書を渡して説明します。必要なら、実際に使ってもらいながら使い方を伝えます。

「立ち上がる時は、ここに手をついてくださいね」
「ブレーキはこのレバーです。一緒にかけてみましょうか」

こんな声かけをしながら、本人や家族が安心して使えるかを確かめていきます。

昼:連絡と移動の合間

昼は、移動の合間に休憩をとりながら、ケアマネジャーからの連絡に返事をすることもあります。新しい相談や用具の変更の依頼が入るのも、この時間帯が多いかもしれません。

午後:相談とモニタリング

午後は、新しい利用者の相談や、使い始めた用具のモニタリングで訪問します。住まいの段差や通路の幅を見て、どの用具が合いそうかを考える時間です。

モニタリングでは、こんなやり取りがよくあります。

「車いすで玄関まで出られていますか?」
「段差のところで少し引っかかるようになってきました」

こうした話から、スロープの相談やケアマネジャーへの連絡につなげていきます。

サービス担当者会議に出て、用具の提案や計画を説明することもあります。退院や退所の前のカンファレンスに呼ばれる場面もあるでしょう。

夕方:計画書と記録

夕方は事業所に戻って、福祉用具サービス計画やモニタリングの記録を作ります。モニタリングの結果は記録して、ケアマネジャーに交付することになっています。

翌日の訪問の予定を組み、積み込む用具を準備して1日が終わります。

外回りと事務の割合はどう考える?

割合より「事務をためない仕組み」が大事

外回りと事務の割合は、事業所や担当件数で変わります。大事なのは、どちらかに偏ってもう片方がたまっていかない動き方です。

『外回りが多い仕事なのか、デスクワークが多いのか知りたい』という方もいますよね。

割合を数字で言える公的なデータはありません。ただ、仕事の中身を分けてみると、外でする仕事と事業所でする仕事がはっきり分かれます。

外でする仕事事業所でする仕事
相談とアセスメントの訪問福祉用具サービス計画の作成
納品と調整、使い方の説明モニタリングの記録
モニタリングの訪問ケアマネジャーとの連絡や書類のやり取り
サービス担当者会議への出席用具の手配、在庫の確認
用具の回収や交換翌日の予定づくり
外回りの仕事と事業所での事務の仕事を左右2列に分け、それぞれの代表的な仕事を並べた比較図

例えば、訪問が続いた日に記録を後回しにすると、翌日に書く量がどんどん増えてしまいます。移動の合間にメモを残す、夕方に書く時間を先に確保するなど、自分なりの回し方を作っておくと楽になります。

よくある失敗

訪問の内容をメモせずに次の家へ向かい、夕方に記録を書く時に細かいことを思い出せなくなる。訪問を終えたら、車に戻ったところで要点を短く書き留めておきましょう。

仕事の中身をもっと詳しく知りたい方は、福祉用具専門相談員の仕事内容も読んでみてください。

運転や体力面で準備しておきたいこと

運転と荷物の扱いは、求人票で先に確かめる

用具を届けたり回収したりするため、車を運転する場面があることが多い仕事です。運転の有無や、持ち運ぶ用具の大きさは、事業所によって違います。

『運転に自信がないけど大丈夫かな…』と不安になる方もいるはずです。

届ける用具には、ベッドのように大きなものもあれば、杖のように小さなものもあります。どの用具を誰が運ぶかは、事業所の体制によって変わるんです。

働く前に確かめておきたいこと
  • 社用車を運転するか、どのくらいの範囲を回るか
  • 大きな用具の運搬は、配送の担当者と分かれているか
  • 入社後に、納品や調整のやり方を教わる機会があるか
  • 計画書や記録を作る時間が、1日の中で確保されているか
  • 福祉用具専門相談員の資格を入社後に取れるか

体力面では、用具の積み下ろしや、利用者宅での組み立てがあることを頭に入れておきましょう。腰に負担をかけない持ち方を覚えておくと、長く続けやすくなります。

働き始めの頃に覚えておきたいこと

最初の頃は、1日の流れについていくだけで精一杯という方も多いはずです。焦らず、次の順番で覚えることを増やしていくと楽になります。

覚えることを増やす順番の一例
  1. 貸与の対象13種目の名前と、代表的な用具の形を覚える
  2. 先輩の納品に同行し、調整と説明の流れを見る
  3. 計画書と記録の様式を読み、書く項目を知る
  4. 選択制の対象になる用具と、説明のしかたを覚える
  5. 一人で訪問し、分からないことは持ち帰って相談する

扱う用具の一覧は福祉用具専門相談員が扱う福祉用具で紹介しています。訪問の前に眺めておくと、利用者宅で用具の名前が出てきても慌てずに済みますよ。

求人を見る時に1日の流れから確かめたいこと

1日の流れを想像しながら求人票を読む

求人票の「仕事内容」は短く書かれていることが多いので、1日の流れに当てはめて足りない情報を探すのがコツです。

ここまで読んで、自分に合いそうかどうか、少しイメージが湧いてきたのではないでしょうか。

実際に働く職場を選ぶ時は、次の表のように1日の流れと求人票を見比べてみてください。

1日の流れ求人票で確かめたいこと面接で聞いてみたいこと
朝の積み込み運転の有無、勤務地1日に回る件数の目安
納品と調整仕事内容に納品や配送が入っているか大きな用具は何人で運ぶか
相談とモニタリング担当する利用者の数の考え方新人が一人で訪問するまでの流れ
夕方の事務残業の有無記録や計画書を書く時間の取り方

求人の探し方や見比べ方は、福祉用具専門相談員の求人の探し方で詳しく紹介しています。未経験から目指す方は未経験から福祉用具専門相談員に転職するにはも参考になりますよ。

資格を入社後に取れる職場もあるので、資格がまだない方も選択肢を広げて探してみてください。

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福祉用具専門相談員の求人は、福祉用具のレンタル事業所や販売店、メーカー、介護施設など職場によって仕事の中身が変わります。資格を入社後に取れる求人もあります。まずは介護・福祉専門の求人サイトで、職場の種類や資格の扱い、運転の有無などの条件を見比べてみましょう。

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1日の仕事についてよくある相談

相談の選び方

これから働く人や、働き始めた人から多い相談を選んで要約しました。

仕事の流れを知りたい

福祉用具専門相談員として働いている人に、主な仕事内容や業務の流れを教えてほしい、という相談です。

大きく分けると、相談、用具の選定、計画の作成、納品と調整、点検、モニタリングという流れです。これを複数の利用者について並行して進めるので、1日の中に訪問と事務が混ざる形になります。

未経験で入社したけれど、ついていけるか不安

介護用品のレンタルや販売の会社に未経験で入り、家でも勉強しないとついていけないと感じている、という相談です。

最初は用具の名前と種類を覚えるだけでも大変ですよね。貸与の対象の種目や、基本的な用具の使い方から少しずつ覚えていくと、訪問での説明が楽になっていきます。

分からないことは先輩に同行させてもらい、納品の場面を何度か見るのも近道です。

営業と事務の仕事はどう違う?

福祉用具の貸与事業所で、営業の仕事と事務の仕事はそれぞれ何をするのか知りたい、という相談です。

事業所によって呼び方は違いますが、利用者宅やケアマネジャーのもとを回る外回りの仕事と、書類や受発注をまとめる事務の仕事に分かれていることがあります。計画書は福祉用具専門相談員が作ることになっているので、外回りの担当者が事務も一部持つ形が多いかもしれません。

よくある質問

福祉用具専門相談員の1日は、外回りが多いですか?

訪問や納品などの外回りと、計画書や記録などの事務の組み合わせです。割合は事業所や担当件数によって変わります。

1日に何件くらい訪問しますか?

公的なデータはなく、事業所やその日の予定で変わります。面接で1日の件数の目安を聞いてみてください。

車の運転は必要ですか?

用具を届けたり回収したりするため、運転する場面があることが多い仕事です。運転の有無は求人票や面接で確かめておきましょう。

未経験でも1日の流れについていけますか?

最初は先輩に同行しながら、用具の名前や納品の流れを少しずつ覚えていく形が多いです。入社後の教わり方は、面接で確かめておくと安心です。

夕方は何をしますか?

一例として、事業所に戻って計画書やモニタリングの記録を作り、翌日の予定と積み込みの準備をします。

まとめ

この記事の要点
  • 福祉用具専門相談員の1日は、外回りと事務の組み合わせ
  • 一例として、朝に積み込み、午前に納品、昼に連絡、午後に相談やモニタリング、夕方に記録という流れがある
  • 時間の配分は事業所や担当件数で変わる
  • 記録をためない工夫をしておくと、1日が回しやすくなる
  • 運転の有無や用具の運び方は、求人票や面接で確かめる
福祉用具専門相談員ガイド

福祉用具専門相談員ガイド 編集部

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