福祉用具専門相談員の資格は通信講座で取れる?通信と通学の組み合わせ

福祉用具専門相談員の資格を通信講座で取れるか、通信と通学の組み合わせを解説する記事のアイキャッチ

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福祉用具専門相談員の資格を通信で取れたら、仕事や家事の合間に進められて助かりますよね。

結論から言うと、資格の要件は指定講習の課程を修了することです。「通信講座」と書かれた講座でも、会場での演習やオンラインの授業、修了評価を組み合わせている場合があり、テキストを読むだけで終わるとは限りません。

この記事を読むと、通信講座の中身の見分け方と、自分に合う受け方が分かります。

目次

福祉用具専門相談員の資格は通信で取れる?

先に結論

福祉用具専門相談員になるには、都道府県知事が指定した講習事業者の指定講習を修了し、修了証明書を受け取ります。講座の呼び名が「通信」でも「通学」でも、この指定講習を修了することがゴールです。

『通信講座でテキストを読んで、最後に試験を受ければ取れるのかな』と思っている方も多いはずです。

実は、福祉用具専門相談員の指定講習は、決められた科目と時間を受ける講習なんです。現行のカリキュラムは53時間で、別に筆記の修了評価が1時間程度あります。

自宅で受ける形は国も認めている

厚生労働省は令和5年12月21日の事務連絡で、指定講習の受講も、申し込みや修了証の発行などの手続きも、ICTを使ってオンラインで行って差し支えないとしています。

つまり、自宅から受ける形そのものは認められているんです。ただ、オンラインの具体的な形を全国一律に決めた公的資料は確認できませんでした。

疑問答え
通信講座で資格の要件を満たせる?指定講習を修了して修了証明書を受け取れば満たす
テキストを読むだけで終わる?終わるとは限らない。演習や修了評価の受け方を確かめる
講習の時間は短くなる?短くならない。現行は53時間+修了評価1時間程度
自宅から受けられる?オンラインでの受講は国が認めている。形は事業者ごと

講習の全体像は福祉用具専門相談員の指定講習とはでまとめています。

通信で取る時の大まかな流れ

通信講座でも、申し込みから修了までの流れは通学とほとんど変わりません。違うのは、講義や演習をどこで受けるかだけなんです。

申し込みから修了まで
  1. 指定講習であることと、指定した都道府県を案内で確かめる
  2. 自宅・オンライン・会場の割り振りを確かめて申し込む
  3. 教材が届いたら、最初の授業の前に目を通しておく
  4. 決められた科目と時間の講義・演習を受ける
  5. 全科目のあとに、筆記の修了評価を受ける
  6. 修了証明書と携帯用の修了証明書を受け取る

修了証明書は、講習のすべての課程を修了した人にだけ交付されます。携帯用は運転免許証くらいの大きさで、働き始めてから持ち歩けるようになっています。

「通信講座=自宅だけで完結」とは限らない

見るのは「どこで何を受けるか」

福祉用具専門相談員の通信講座を選ぶ時は、自宅学習・オンライン授業・会場での演習・修了評価のそれぞれを、どこで受けるかを確かめましょう。同じ通信という言葉でも、中身は講座ごとに違います。

『通信って書いてあったのに、会場に行く日があった』というのは、よくある行き違いです。

講習には、講義と演習をあわせて行う小項目がたくさんあります。福祉用具の特徴8時間、福祉用具の活用8時間、支援プロセスと貸与計画の作成10時間などです。

用具に触れて調整を覚える演習は、会場で行う講座が多くなりがちです。一方、事例を使って計画を作る演習は、画面越しでも進めやすい内容なんです。

講座の呼び方の例中身として考えられる形確かめたいこと
通信講座自宅学習に、会場での受講や修了評価を組み合わせる会場に行く日の数と場所
オンライン講座Zoomなどで講義や演習を画面越しに受ける演習と修了評価の受け方
通学講座すべてを会場で受ける通う日数と曜日
通信と通学の併用講義は自宅、演習は会場自宅と会場の割り振り
福祉用具専門相談員の通信講座で、自宅学習・オンライン授業・会場での演習・修了評価をどこで受けるかを並べて示した図解

自宅学習の位置付けも講座ごとに違う

テキストを先に読んでおく自宅学習を組み込んでいる講座もあります。その自宅学習を講習の時間としてどう扱うかは、講座の組み立てによって違います。

案内に書かれた「受講の流れ」を読み、自宅で何をして、どこで何時間受けるのかを確かめてみてください。

よくある失敗

「通信だから家だけで終わる」と思い込み、会場の日に仕事の休みを取れなくなることです。申し込む前に、会場に行く日がいつ、何日あるかを確かめておきましょう。

自宅学習と通学の組み合わせ方

組み合わせは3つの型で考える

自宅中心、半々、通学中心の3つに分けると、自分に合う受け方が見えやすくなります。どの型でも、修了の要件は同じ指定講習の修了です。

通信と通学の組み合わせ方は、講座によっていろいろあります。ここでは、考えやすいように3つの型に分けてみます。

型自宅で受けるもの会場で受けるもの合いやすい場面
自宅中心講義、多くの演習、修了評価ほとんど無い近くに会場が無い、移動の時間が取れない
半々講義、事例の演習用具に触れる演習、修了評価移動は減らしたいが実物に触れたい
通学中心予習や復習講義、演習、修了評価家で集中しにくい、仲間と学びたい

例えばこんな場面で考えてみる

平日は介護施設で働いていて、土日は家族の用事が入りやすい場合を考えてみましょう。

この場合、毎週末に会場へ通う通学中心の型は、続けるのが難しくなりがちです。講義は平日の夜にオンラインで受け、用具に触れる演習の日だけ土日に会場へ行く半々の型なら、家族の予定とも合わせやすくなります。

一方、近くに会場が無く、車での移動にも時間がかかる地域なら、自宅中心の型が候補になります。その時は、演習を画面越しでどう進めるのかを、案内でよく読んでおきたいところです。

自宅中心の型を探すなら、講習はオンラインで受けられる?で、全部オンラインの講座を選ぶ時の確かめ方を見てみてください。

自宅学習を進めるコツ

自宅で学ぶ時間が多いほど、自分でペースを作ることが大事になります。

例えば、平日の夜に30分だけテキストを開く、と決めておくだけでも違います。用具の名前や貸与の13種目は、ノートに書き出しながら覚えると頭に残りやすいですよ。

分からない言葉が出てきたら、付箋を貼って次の授業で講師に聞く、と決めておくのもおすすめです。自宅学習は一人で抱え込みがちなので、質問できる機会をうまく使ってみてください。

授業のあとに、その日に出てきた用具の名前を3つだけ書き出して復習するのも効果的です。毎回少しずつ積み上げておくと、修了評価の前に慌てずに済みます。

教材の使い方はテキストと教材で詳しく見ています。

自宅学習と通学を組み合わせる手順
  1. 講座の「受講の流れ」で、自宅と会場の割り振りを確かめる
  2. 会場に行く日をカレンダーに先に入れる
  3. 会場の日の前に、自宅でテキストのどこまでを読むか決める
  4. オンラインの日は、通信とカメラの準備を前日までに済ませる
  5. 修了評価の日に向けて、学んだ科目を見直す

通信が向く人・通学が向く人

迷ったら「家で集中できるか」で考える

福祉用具専門相談員の資格を通信で取るか通学で取るかは、住んでいる場所と働き方、家で集中できるかで決めるのが近道です。

『自分は通信と通学、どっちが合っているんだろう』と迷いますよね。次のチェックで、当てはまる数が多いほうを目安にしてみてください。

通信が向いている人
  • 近くに講習会場が無い
  • 仕事や家のことで、通う時間をまとめて取りにくい
  • 家に、長い時間集中できる場所がある
  • パソコンやタブレットの操作に慣れている
  • 自分で学ぶ時間を決めて続けられる
通学が向いている人
  • 画面を長い時間見続けるのが苦手
  • 家だと家族の声や用事で集中が途切れやすい
  • 用具に実際に触れながら覚えたい
  • 講師やほかの受講者と顔を合わせて学びたい
  • 決まった日に通うほうがペースを作りやすい
通信が向いている人と通学が向いている人の特徴を、左右2列で並べて比べた判定図

どちらとも言えない方は、講義は自宅、用具に触れる演習は会場、という併用型を探してみるのも一つの手です。

働きながら通信で受ける時の考え方

平日に働いている方は、オンラインの授業がいつあるかを最初に見ておきましょう。平日の昼の授業が多い講座だと、通信でも仕事を休む日が出てきます。

『家で受けられるなら、仕事の合間にもできそう』と思いがちですが、授業の時間は決まっていることが多いんです。授業がある時間帯、会場に行く日、修了評価の日の3つを、勤務表と並べて見てみてください。

働き方先に確かめたいこと
平日に働き、土日が休みオンラインの授業や会場の日が土日にあるか
シフト勤務休んだ日の分を別の日程で振り替えられるか
家のことで日中は動けない夜や週末に受けられる授業があるか

講習を出しているスクールの比べ方は、講習スクールの選び方でまとめています。

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通信講座についてよくある相談

相談は「通信はある?」「初心者でも取れる?」「ヘルパーの資格で足りる?」

福祉用具専門相談員の通信講座について寄せられる相談は、この3つが多いです。どれも、講習の仕組みを知ると答えが見えてきます。

よくある相談を、要点だけまとめて答えます。

通信講座は無いの?通学しかない?

「福祉用具専門相談員の資格を取りたいが、通信は無いのか。通学しかないのか」という相談です。

今は、オンラインで受けられる指定講習もあります。ただ、テキストだけで終わる形とは限らないので、演習と修了評価の受け方を確かめてみてください。

「この講座は、会場に行く日がありますか?」
「演習の日だけ会場で、それ以外はオンラインです」

こんなふうに、一往復だけ聞いておくと安心です。

介護の仕事がまったく初めてでも取れる?

「介護の仕事はまったくの初心者だが、資格を取れるのか」という相談もあります。

法令上、受講資格の定めは見当たらず、講習は介護分野の知識が無い人も想定して作られています。ただ、募集の条件は講習事業者ごとに確かめておきましょう。

ホームヘルパーの資格があれば相談員になれる?

「ホームヘルパー2級を通信で勉強中で、持っていれば福祉用具専門相談員にもなれると思っていた」という相談です。

平成27年4月の改正で、ホームヘルパー2級に当たる2級課程や介護職員初任者研修の修了者は、福祉用具専門相談員の要件から外れました。今は、指定講習の修了か、看護師や介護福祉士など8つの国家資格が要件です。

資格の要件全体は福祉用具専門相談員とはでまとめています。

調べても「締め切り」「終了」ばかり

「どの講座を調べても、締め切りや終了となっていて申し込めない」という相談もあります。

指定講習は、事業者ごとに年1回以上開くことになっていますが、開く時期や回数は事業者によって違います。一つの講座が終わっていても、別の事業者や次の回が見つかることがあります。

都道府県の公式サイトには、指定講習事業者の一覧や開講予定を載せているところがあります。お住まいの県だけでなく、オンラインで受けられる別の県の講習も探してみてください。

よくある質問

福祉用具専門相談員の通信講座はテキストだけで終わりますか?

終わるとは限りません。53時間の講習と修了評価をどこで受けるかは講座ごとに違うので、受講の流れを確かめてみてください。

通信で取った資格と通学で取った資格に違いはありますか?

違いはありません。指定講習を修了して修了証明書を受け取れば、どちらも要件を満たします。

通信講座でも最後に試験はありますか?

あります。全科目のあとに筆記の方法で1時間程度の修了評価があり、届かなかった時は必要に応じて補講などが行われます。

通信講座の受講料はどれくらいですか?

受講料は事業者ごとに決めて公開するもので、決まった金額はありません。最新はお住まいの都道府県や講習事業者の公式サイトで確認してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 福祉用具専門相談員の資格は、通信でも通学でも指定講習の修了が要件
  • 通信講座は自宅だけで終わるとは限らず、演習や修了評価の受け方を確かめる
  • 組み合わせは自宅中心・半々・通学中心の3つの型で考える
  • 家で集中できるか、近くに会場があるかで、通信と通学の向き不向きを見る
福祉用具専門相談員ガイド

福祉用具専門相談員ガイド 編集部

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